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国際学術委員会への参加 <International Scientific Committees>

イコモスは、文化遺産に関わるさまざまな課題や問題について、それぞれの分野ごとに国際学術委員会(ISC)を設置して取り組んでいます。現在、その数は28に達しています。文化遺産の保存や保護のための理論や技術的な指針などを研究し、憲章やガイドラインなどを提唱しているほか、より良い遺産保存のためのトレーニング方法の開発や専門家・技術者の育成に努め、その分野の研究書や印刷物などの発行、国際会議の開催などを通じて学術情報の国際的交流を増進し、また分野を越えた課題に対して互いに協働して取り組むこともあります。各ISCは、それぞれ独自に事業を立ち上げて、主体的に実施しています。その成果や結果などは年間活動報告として、イコモス本部執行委員会Executive Committeeに提出され、承認を受けています。

ISCの運営方法、組織、会員、事務局、財政などの基本的なことは、これまで、1993年イコモス総会で採択されたEger Principles for the International Scientific Committees(エゲルプリンシプルズ)に則っていました。それによると、それぞれのISCは、各国内委員会からの正式な推薦を受け、投票権をもつ委員Voting Memberと、それ以外の委員Associate Memberから成っていました。したがって、ISCにおいて、国内委員会は自ら推薦したVoting Memberを通じて、1票の投票権を行使できることになっていました。一方、投票に関わらない限り、イコモス会員はISCに自由に参加することが認められておりました。

これまで、日本イコモス国内委員会事務局は、日本から参加しているVoting MemberやAssociate Memberなどを通じて、それぞれのISCの情報をインフォメーション誌などでお知らせしてきました。現在、日本の会員が参加しているISCは次の通りです。かっこ内は、日本イコモス国内委員会からの推薦でVoting / Associate Memberになっている方です。(2012年2月現在で、日本イコモス国内委員会事務局が把握しているもの、順不同)

今後も、より幅広い分野の専門家の方々をお誘いし、日本からの参加、貢献を拡大していきたいと考えております。いまだに、日本からの参加がないと思われるISCは次の通りです。(2011年7月現在で、日本イコモス国内委員会事務局が把握しているもの、順不同)

2005年の西安総会において、ISCに関わる新たな原則Eger-Xi’an Principles for ISC(エゲル-西安プリンシプルズ)が採択され、ISCの構成などが大きく変えられました。それによると、すべてのISCの委員長で構成されるScientific Councilが新たに設置され、そのなかの代表者Coordinator3名が本部執行委員会に派遣されます。また、各ISCにおいて、これまでのVoting Member/Associate Memberからなる委員構成を廃止し、以下の4つの委員(1)Expert Members、(2)Associate/Corresponding/Contributing Members、(3)Institutional Members、(4)Honorary Membersから構成されることになりました。各ISCは3年間のうちに、この新原則に準拠した体制に移行せねばならないことになっているようですが、いまだにその対応や運用については、それぞれのISCで事情が異なるようです。そのため、このホームページの記載内容にも近い将来改訂になる部分があることをご承知ください。

(2012年5月 更新)

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